ベートーヴェン
- 2025.05.25
- 近況

最近、ベートーヴェンの曲を弾いている生徒さんが多く、ベートーヴェンの良さを再認識している今日この頃です☺️
子供の頃は、ベートーヴェンは課題曲というイメージが強く、しっかりかっちりと弾かなくてはいけないので正直苦手でした。大学生になりアンサンブルの授業でバイオリンソナタの伴奏を弾くことがあり、こんな素敵な曲があるなんて✨とベートーヴェンのイメージが変わったのを覚えています。特に第5番「春」と第9番の「クロイツェル」は是非みなさんに聴いて頂きたいです✨
他に、ピアノソナタが苦手でなくなったのは、オーケストラの響きをイメージするようになって曲を理解しやすくなったからというのもあります。フレーズごとに楽器をあてはめていくのは、音楽の構造や音色の多彩さを引き出す上でとても効果的です。ベートーヴェンは、ピアノという楽器を単なるソロ楽器の楽器ではなく、それ以上のものとして扱いました。彼のソナタの多くは、交響曲的なスケール感や、管弦楽的な対話を感じさせます。そして、ピアノ弾きがオーケストラをイメージすることで音量の変化の幅が広がり、よりドラマチックになるのではないでしょうか。
ピアノソナタは32曲ありますので、色々聴いて是非お気に入りの曲を見つけてみてくださいね🤗