倍音とは

倍音とは

先日のブログで少しふれた「倍音」。倍音とは基本となる音に対して、その整数倍の周波数を持つ音のことを指します。もう少し噛み砕いて説明しますと、音が鳴るときに一緒に響いている隠れた音のことです!倍音は、音の隠れた仲間たちで、これがあるからこそ音が立体的で美しくなる、そんなイメージになります。

基本の音 + いくつもの倍音が重なって、私たちが普段聴いている音になります。それでは、倍音があるとどうなるのでしょう。

まず、音色の違いが生まれます。例えばピアノ、ギター、フルートが同じ「ド」を鳴らしても、違う音に聴こえるのは倍音の出方が違うからです。次に声の響きが変わる。歌や話し声にも倍音があり、倍音が豊かだと声がよく通って遠くまで響きます。他にもハーモニーが美しくなり、合唱やコーラスで音程がぴったり合うと自然に倍音が響いて、音が「溶け合う」感じになります。

では実際に倍音を感じてみましょう✨

試しにピアノで「ド・ミ・ソ」の和音をゆっくり鳴らしてみてください。よく耳をすませると、鳴らしていないはずの音、たとえば高い「ド」の音がうっすら聴こえる時があります。そう、これが倍音です!

もし、ご自宅のピアノで倍音が確認できない場合は教室で一緒に確認してみましょうね🤗