ジョルジュ・サンド
- 2025.01.16
- 近況

先日お伝えしたジョルジュ・サンドですが、ショパンとの関係は19世紀ヨーロッパの文化と芸術を象徴するロマンスとして語り継がれており、この二人の複雑で情熱的な関係は、お互いの創作活動に深い影響を与えたと言われています。
サンドは27歳の時「自分のために生きてみたい」と思いたちパリに向かいます。倹約のために豪華なドレスを脱ぎ捨て男装をするサンドは、そこで自活のために少女時代から大好きだった文学の道に挑みました。パリで文壇デビューを果たし、たちまち有名作家となります。そして絵画や音楽に造詣が深く、才気溢れる彼女に多くの芸術家が虜となり。詩人ミュッセやハイネ、音楽家リスト、画家ドラクロワ、、、華麗な恋愛遍歴の中でも有名なのが作曲家ショパンとの熱愛でした。内向的で繊細なショパンにはサンジュのことを始めは馴染めなかったようです。しかし彼女の情熱的な性格と知性に惹かれ、関係が深まっていきました。サンドは6歳年下で繊細で病弱なショパンに献身的な愛をそそぎました。マヨルカ島、パリ、そしてノアンの館と移り住み、ショパンは彼女と暮らした8年間で数々の名曲を生み出すことになるのです。ですが、その後の二人は残念ながら別れ選びます。ショパンの音楽とサンドの文学は、互いにインスピレーションを与え合いました。ショパンの繊細で情感豊かなピアノ作品は、サンドがいたから生まれたといって過言ではないと思います。
サンドの最後の言葉✨
「私にできるのは愛すること、そして理想を信じることだけです」