暗譜
- 2024.02.05
- 近況

先日のブログでお伝えした、リストがリサイタルで暗譜で演奏するスタイルを確立したこと。色々なところから「なんてことを確立してくれんたんだ!!」との声をが聞こえそうですね。
かく言う私も暗譜は大の苦手。。。学生の頃は、どうしたら暗譜の心配がなく演奏ができるのかを常に考えていました。試験や発表会で暗譜が不安だと演奏のレベルが格段に下がってしまいます。特にバッハの暗譜は恐怖でしかなかったです。今は連弾や伴奏がメインのため暗譜する機会が減りましたが、生徒さんへの暗譜の指導は、私なりにいきついた暗譜法を教えさせて頂いております。
ポイントはいくつかありますが、断然私がおススメする暗譜方法は左手のみの暗譜をすることです。私は演奏の軸となるのは左手と考えているので、そこを安定させるためにも左手の暗譜は絶対に行ったほうが良いです。演奏する時、耳は右手のメロディ(音)を聴きながら弾いています。ですので、右手は何度も繰り返し聴いている又は利き手の方が多いため記憶がどんどんされていきます。左手は和音や分散和音文オクターブが多いため記憶になかなか残りません。そこで早い段階で左手に特化して練習をすることによって、暗譜を確実なものにしていくことができるのです。
でも、右手だけや両手の練習は家で出来ても、左手だけの練習は楽しくないですよね?
ですので、これからもレッスンで左手の練習を楽しく一緒にやっていくようにします(^^)