リスト
- 2024.01.30
- 近況

先日、「ラ・カンパネラ」を弾きたいというお申し出があり、最近はリストをよく聴くようにしております。リストの曲は、大げさな音楽と好き嫌いが分かれることが多くありますが、私は今でもたくさんの人々に愛されて演奏されており、素晴らしい作曲家の一人だと思います。
リストは自他主義で人格者であったそうです。災害に見舞われた人々のために、目の不自由な人々のために、多くの慈善演奏会を行いました。また、お金に困っている後陣には惜しみない援助をし、教えを願う人には才能の有無に関係なく応じました。演奏会ではそれまで人々が聴いたことのなかった曲を紹介し、作曲家の名前を広めていきました。そして、ルックスも備わっており、今で言うアイドルのような存在だったそうです。
また、彼の残した業績としてあげられのが、1台のピアノであらゆる曲を弾きこなしたり、暗譜で演奏すること。(実際には、暗譜の最初はシューマン夫人のクララ・シューマンとされています。)そしてこのような独演会を「リサイタル」と呼ぶようになったのもリストが創始であります。
他にもリストについてのエピソードをいっぱいお伝えしたいのですが、本日はここまで。。。。
最後に私が好きなリストのピアノ曲をご紹介いたします。
リスト「ハンガリー狂詩曲第6番」演奏は若かりし頃のアルゲリッチでお楽しみください!