伴奏
- 2023.02.12
- 近況

高校受験でお休みしている生徒さんから、卒業式の伴奏のオーディションを受けたいと連絡があり、卒業式の定番曲「旅立ちの日に」を久しぶりにレッスンしております。この曲は何人の生徒さんとレッスンしたでしょう。。。10人前後は確実にいると思います。何度聴いても心に響く曲でして、レッスンしながらウルウルきてしまいます。「先生が卒業する訳じゃないのになんだか感動しちゃうね」と言いながら曲はしっかりと仕上げております。
ソロで弾くピアノと伴奏では全く違う解釈で曲を仕上げております。あくまでも歌の伴奏であり、主役ではありません。それでも伴奏が持つ意味をしっかり理解して上で歌と合わせるとそれは素晴らしいものとなります。前奏はどう弾いたら聴いている人を曲に引き込むことができるかな?この曲の出だしはサラッと弾いた方が良いか、少し誘導する感じが弾いてみようかなど。また実際に歌う会場や人数など、歌と合わせた時を想定して曲を仕上げていきます。
そう、実際に私も中学校の卒業式で伴奏をさせていただきました。マンモス中学で400人超の生徒とその保護者の中での伴奏。。正直緊張はしなかったのですが、満席の体育館の熱気と歌う生徒の気持ちの昂りでテンポが取れず、お恥ずかしい話し途中で止まってしまいました。再び曲に戻ることはできたのですが苦い思い出となってしまいました。
でも、まさかその経験が今の生徒さんに役にたつとは!まさしく失敗は成功のもとですね。
さてオーデションの結果はいかに。選ばれることをお祈りしてます。
-
前の記事
クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ 2023.02.08
-
次の記事
呼吸法 2023.02.19