異国から
- 2022.01.20
- 近況

昨日のインドと日本のオンラインレッスンからの続きです。。。
大人になって好きになった曲の一つにシューマンの「子供の情景」のなかの『異国から』という曲があります。『異国の人々』や『見知らぬ国と人々』などいろいろ訳がされています。決して派手でもなく情緒的でもない見開き半ページのこの曲。私の勝手なイメージですが、場所はヨーロッパの少し都会から外れた街で、季節は秋に入ってはいるものの、まだ暑い日がある初秋です。
シューマンは「子供のためのアルバム」や「子供のための3つのピアノソナタ」など子供の学習用のピアノ曲を作曲しておりますが、本人の語ることろによると「子供の情景』はそれらの作品とは異なる「子供心を描いた、大人のための作品」であるそうです。この曲はただ単に異国を憧れているのではなく、現実を知っている大人の雰囲気をしっかりとメロディーから感じ取ることのできる曲に仕上がっていると思います。
今現在、この曲を練習している生徒さんがいます。ソプラノのメロディラインを出すための指の使い方や内声部をどう弾くかを一緒に考えながらレッスンしております。この後どのように仕上がっていくか今からとても楽しみです!
ちなみにこの曲のあとに3番の「鬼ごっこ」を続けて弾くのが私が好きな流れです♪
この2曲を発表会で弾いてくれる生徒さん♡絶賛募集中です!笑